スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2021.03.10 Wednesday
- -
- -
クリスマス、ホーリーシーズンが始まりました。
でも地球上には憎悪と危険、戦争の気配が満載。
ISによるテロ、人々の虐待、文化遺産の破壊
国を追われた移民の大量移動
パリの無差別テロ
トルコとロシアの軋轢
イギリス空軍のIS爆撃参加
アメリカの福祉施設での銃撃事件も、ISテロの可能性・・・
すべて、これまでの歴史の積み重ねの結果だから
重く難解、解決の糸口は見つからず、
こんなんじゃいけないのに・・・と、憂鬱な気持ちの中、
英語教室に通う、中学生以上、そして大人の生徒さんと一緒に歌う
クリスマスソングを探していて出会った You Tube
The official video for John Lennon
Happy Xmas (War Is Over)
40年前、ベトナム戦争まっただ中のクリスマスソングHappy Christmas に、
John とYokoが如何にも選びそうな映像が心を揺さぶる。
歌の中のコーラス部分、現在形で書かれた文章は、シンプルで力強く、
"War is over, if you want it."
「君が望めば、戦争は終わる(そういうものなのだ)」
映像の最後に浮かび上がる文章は、深く心に突き刺さるガンジーの言葉。
"An eye for an eye will make us all blind." Mahatma Gandhi
「目には目を(の考え方)が、私たちを盲目にする(理性的な判断を奪う)」
今の時代に、あまりにピッタリで、皆さんと共有したくなったのです。
Happy Christmas John Lennon
Happy Xmas Kyoko, Happy Xmas Julian
(KyokoはYokoの、JulianはLennonの、ともに前の結婚での子供達)
So this is Xmas さて、クリスマスがやってきた
And what have you done 君は何をしてきたかな
Another year (is) over もう一年が過ぎて (is)は省略
And a new one (has) just begun 新しい年が始まる (has)は省略
And so this is Xmas さて、クリスマスがやってきた
I hope you have fun 君に楽しいことがあるといいね
The near and the dear one 近しい人や、大切な人にも
The old and the young 歳を取った人や、若い人にも
A very Merry Xmas おめでたいクリスマス
And a Happy New Year そして、楽しい新年
Let's hope it's a good one よい年になるよう信じて願おう
Without any fear 恐怖のないよい年に
And so this is Xmas (war is over) さて、クリスマスがやってきた(戦争は終わる)
For weak and for strong (if you want it) 弱い人や、強い人にも(君が望めば)
For rich and the poor ones (war is over) お金持ちや、貧しい人にも
The world is so wrong (if you want it) この世の中はあまりに間違っている
And so happy Xmas (war is over) さて、クリスマスおめでとう!
For black and for white (if you want it) 黒人や、白人にも
For yellow and the red ones (war is over) 黄色人種や、アメリカの原住民にも
Let's stop all the fight (now) さあ、すべての戦いをやめよう(今)
A very Merry Xmas おめでたいクリスマス
And a Happy New Year そして、楽しい新年
Let's hope it's a good one よい年になるよう信じて願おう
Without any fear 恐怖のないよい年に
And so this is Xmas (war is over) さて、クリスマスがやってきた
And what have we done (if you want it) 僕たちは何をしてきただろう
Another year over (war is over) もう一年が過ぎて
And a new one just begun (if you want it) 新しい年が始まる
And so happy Xmas (war is over) さて、クリスマスおめでとう!
We hope you have fun (if you want it) 君に楽しいことがあるといいね
The near and the dear one (war is over) 近しい人や、大切な人にも
The old and the young (now) 歳を取った人や、若い人にも(今)
A very Merry Xmas おめでたいクリスマス
And a Happy New Year そして、楽しい新年
Let's hope it's a good one よい年になるよう信じて願おう
Without any fear 恐怖のないよい年に
War is over, if you want it 戦争は終わる、君が望めば
War is over now 戦争は終わる、今
Happy Xmas 楽しいクリスマスを!
PS:上記、歌の中に何度も出てくる、Merry Xmas とHappy New Year
よく観察すると、A がついているものとついていないものがあります。
John Lennon はそれを、もちろんネイティブですから、巧みに使いこなしています。
クリスマスカードなどに、
A Merry Christmas と書くべきか、それとも
Aなしで Merry Christmas と書くべきか,
どちらが正しいのかと、悩んだことがある方もいらっしゃるかもしれません。
答えとしては、どちらもあり。
Aがつく場合とつかない場合では、話し手の意識が違うだけ。
では、最初に、Aがついている方について------
A がついている方は、merry Christmas を一つの物としてとらえている場合。
ですから、 a merry Christmas は「おめでたいクリスマスをひとつ」という意識。
I wish you a merry Christmas. などの文章の中で使われることが多く、
その意味は、「あなたが ‟おめでたいクリスマス” を迎えられますように」
それを簡略化して、
カードなどに、A Merry Christmas ! と書くことがある。
つまり、カードに、A Merry Christmas ! と書くと、
「おめでたいクリスマス」と書いたことになります。
次にAがない書き方について-----
Aがない方は、誰かに対して ‟Merry Christmas !" と声をかける意識。
挨拶の言葉、Good morning! Good night! 等と同じ考え方。
ですから、カードに、Merry Christmas ! と書くと、
「クリスマス、おめでとう!」と挨拶をする感じになるのです。
♪Happy Christmas の冒頭、歌が始める前のJohn のささやき
Happy Xmas Kyoko, Happy Xmas Julian
ここでは、Kyoko、Julianへの呼びかけですから、当然、Johnは A をつけていませんね。
ちなみに、最近は、Merry Christmas! より、Happy Christmas!
さらに宗教色を失くすために、
Happy Holidays! なんて声掛けが増えているように感じます。
-----
今回、上記の意識の違いが分かるように、♪Happy Xmas を訳しました。
A very Merry Xmas
「おめでたいクリスマス」
And a Happy New Year
「そして、楽しい新年」
Let's hope it's a good one
「新年(it)がよいものになる様、信じて願おう」
→「よい年になるよう信じて願おう」
Without any fear
「恐怖のないものに」
→「恐怖のないよい年に」
Merry Christmas! 「クリスマスおめでとう!」
Happy New Year! 「新年おめでとう!」
これらの和訳に慣れている方には、違和感があったかもしれませんが、
そういうことです。悪しからず。